ビットコインBitcoinのハードフォーク問題とは?(2)取引所の決定は分裂に対する不安を阻止するか?

ビットコインは2009年誕生。以来、史上初の実際的な仮想通貨として圧倒的な時価総額と市場性を備えた通貨として我々を魅了し続けていた。その誕生で多くの取引所ができ、ビットコインあるいはそれに続くアルトコインを資産運用の対象に昇格させた意義は計り知れない。

市場規模も大きく成長した今、仮想通貨を扱う取引所はビットコインユーザーに不安を持たずこれまで以上にこの市場を支持してもらいたいと思っている。さらなる普及発展を目指すためにも議論され続けているビットコインの分裂という形でハードフォークが行われることを望んでいない。ユーザーとしても、取引所の見解、声明を切望していたのだが・・

やっと・・約2か月前、さる3月18日、この問題に対して、各国の主要取引所19社が共同声明として発表した。そして表明によって事実上「Bitcoin Core」での運用方針が決まり、まったく別の通貨と分岐してしまうことに阻止がかかった。

この声明に名を連ねるのは、国内取引所では Bitbank, Coincheck,Zaif 、海外取引所は bitonic, bitfinex, BITSTAMP, bitt, BTCC, Kraken, ripio, THEROCK, BITFINEX, BITSO, bitsquare、BITTREX, BTCCHINA, coinfloor, UADRIGACX, ShapeShift 以上の 19社だ。

以下は、上記のうちの1社、 Zaif が公式サイトで発表した内容。(要約編集しています。)

「取引所として我々はこの業界特有の問題に直面しています。正しくは分裂が本当に起得るという事実を突きつけられています。賛否両論のハードフォークに対して、我々が業界全体として取ろうとしている対策についてお伝えします。

まず我々はこの問題に対する判断を後回しにするつもりはないことを明確にしておきたいと思います。我々は取引所として、24時間365日継続してトレードが可能なマーケットを維持する責任を負っています。

今回は Bitcoin Unlimited プロジェクトによって引き起こされるハードフォークが発生しようとしておりますので、それが現実となる場合は、我々は Bitcoin Unlimited のフォークを「 BTU 」(あるいは「 XBU 」)として取り扱うことを決定いたしました。

Bitcoin Core の実装は引き続きBTC(あるいは XBT )としてトレードされ、たとえ BTU のブロックチェーンが Core のそれより多くのハッシュパワーを有するとしても、我々が運営する全ての取引所においては、Core 側を BTC として入金と出金の対象とします。」

要約すると、もしこのハードフォーク問題が実際に起こるとすれば、我々はCoreの実装を引き続きBTC(あるいはXBT)として扱い、新しいBTUに対しては本流のビットコインであるBTCに支障が出るなら取引所では扱わないことを明言確約したことになる。

この表明は、ハードフォークした場合、混乱が発生したとしてもそれを最小限にとどめる役目を果たすであろうと期待を担っている。