ビットコインのハードフォーク問題とは? (1)市場の中でシェアダウンする根深い問題

現在、ビットコインはその取引処理能力=スケーラビリティをめぐり技術的な議論が続いている。一方でビットコインの取引量は急増しており、その処理能力はすでに限界に近い。

最悪の場合、主張の異なる開発者達によってビットコインが別種類の複数のコインへと分裂(ハードフォーク問題と呼ばれる)するというシナリオも考えられるため、こうした不安感がビットコイン価格や市場シェアダウンにも影響している。

現在市場取引される仮想通貨の中で、時価総額ベースでビットコインが占める割合は53.0%と約一か月前の65%超から急速に低下している。未だ基軸通貨としても圧倒的な存在感ではあるものの、3月下旬の70%超と比較すると他の追随の中でその魅力が減速しているともいえる。本日時点(5月15日)でビットコインの取引高はついに5割を切り49.9%となっている。

このビットコインの市場シェア減退とは対照的にシェアを伸ばしているのが、リップルやライトコインなどのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)である。