【取材記事】カガヤン経済特区はブロックチェーン企業を取り囲んでいく

BLOCKCLIPのインタビューにて、ジョイ・アラメダさんへのインタビューが公開されています。

フィリピンのカガヤン経済区庁(CEZA)の事業部長代理である、ジョイ・アラメダさんにインタビューさせていただきました。CEZAが担う役割とは何か。ビットコイン・ブロックチェーンの規制にどう関わっているのか。ブロックチェーンベンチャーの成長にどう貢献しているのか。インタビュー全文をご覧ください。


このインタビューを動画でもご覧いただけます。画面右下のCCをクリックし、日本語字幕を追加してください。


自己紹介

ジョイ:私は長官のジョイ・アラメダです。私はカガヤン経済区庁(CEZA)の事務部長です。CEZAは、フィリピンの特別経済地区の運営や管理の監督を委任されている政府機関です。

カガヤン経済区庁の役割

聞き手:その政府機関は、具体的に何をしているのでしょうか。

ジョイ:私たちの経済特区での今の主な目的は、フィンテックを中心として私たちのビジネスを発展させることや、フィンテックをベースとしたテクノロジーの発展です。

私たちは、ブロックチェーンをベースとした会社や仮想通貨取引を行う会社などのオフショア会社が、運用は海外で行いながら経済特区に投資をし、そこに事務管理部門を置くことができるよう誘致しています。それが私たちが今取り組んでいることです。

聞き手:そうなんですね。基本的に、多くの外国人がオフショア会社などの会社を設立したいと思っていますよね。

ジョイ:ええ。

聞き手:それであなたは、認可を出したりするのですね。

ジョイ :私たちは規制に関するフレームワークの発行を行い、それがこれらの会社に対する認可の発行や、登録証明書の基準となっています。

ブロックチェーンと規制の不足

聞き手:なるほど。規制は重要であり、さらに今話題になっているトピックでもありますが、どのようにお考えでしょうか。

ジョイ:そうですね、フィリピンについて考えると、フィンテックに関する独自のルールを作り出す必要が出てくる政府機関がいくつかあります。例えば中央証券取引委員会や保険委員会、そして、金融商品を特に扱う金融委員会などです。しかしながら、彼らは仮想通貨に関する取引や、ブロックチェーンのプラットフォームの発展をカバーするような特定のガイドラインを持っていません。

既存のガイドラインは三つしかないのですが、それらはフィンテックのエコシステム全てをカバーする訳ではありません。なぜなら、私たちの政府は、現時点でそのエコシステムの変動性を非常に懸念していますから。

企業を育てるカガヤン経済特区

ジョイ:しかし経済特区では、私たちが独自のビジネスルールを開発する権限があるので、私たちの経済特区は、ブロックチェーンやフィンテックのベンチャー企業にとって、ビジネスを始めるのに良い場所だと思うのです。

なぜなら、私たちはこれらの企業が煩雑な手続きをしなくて済むように、そして最適で実用的なビジネスが行えるように、規制緩和策を提供しています。これによって、それらの企業は私たちの経済特区の中で成長することができると思います。

聞き手:なるほど。つまりCEZAが、実際の企業活動の面も含めて、社会に影響を与えているということですね。

ジョイ:ブロックチェーンのプラットフォームにもです。

聞き手:それってとても大切ですよね。

ジョイ:そうですね。現時点ではまだ国際基準が確立されていないので、これらの活動を統制するような、特定の規制や国による規制自体がないのです。しかし、現在多くのブロックチェーンにまつわる企業やベンチャー企業が存在し、すでに彼らの商品が市場に導入されているため、彼らは自らの商品を試すことができる場所を必要としています。

なので、経済特区はそのような経済実験に重要な場所であるので、私たちはこれらの革新的な企業を囲い込もうとしています。フィリピンのためにも、地域のためにも。なので、ビジネスを始めるには本当にいい場所だと思います。

総括

聞き手:そのようにして、フィリピンのような東南アジア地域が経済発展といった恩恵を受けられるわけですね。とても興味深いですね。お時間をいただき、本当にありがとうございました。

ジョイ:こちらこそ、ありがとうございました。


取材:BLOCK CLIP

語り手:Joy Alameda

撮影イベント:BLOCK FEST