韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)は、イニシャル・コイン・オファリング(ICO)で独自トークン「Bithumbコイン(ビッサムコイン)」を市場に出したいと考えていることを明らかにしました。
韓国の大手仮想通貨取引所ビッサムが「Bithumbコイン」発行を計画
韓国国内ではICOが禁止されています。その為、取引所ビッサム(Bithumb)がシンガポールでトークンセールを行う予定だと流れてきました。また、顧客は個人投資家ではなく「大口投資家」に向けているといいます。ただし、今のところ、トークンを発行する日や規模などの詳しい情報を明らかにしていません。この大手ビッサム(Bithumb)が、独自トークンを発行することになれば、韓国の仮想通貨取引所初となります。
先発隊といえば同様のアジア圏である中国の仮想通貨取引所が、トークン発行計画を1月に発表しています。ただ、中国の仮想通貨取引所フオビーのフオビートークン(HT)は、「ICO」ではないとしており、フオビーの取引所のアクティブなユーザーだけがトークンを受け取れるというものです。
ICOについては厳しい姿勢を示しており、これから新たな規制がかかるという国もあると思われます。韓国でも金融委員会(FSC)が昨年9月、ICOの禁止を発表しています。FSCはICOに対して懐疑的な姿勢ですが、現地の金融当局は厳重な本人確認とマネーロンダリング対策を確立する条件でICO合法化を検討しているようです。韓国の仮想通貨取引所は海外展開を模索しており、韓国第三位の取引所コインワンがインドネシアでサービスを展開することを発表しました。国外での展開話は韓国に限らず、厳しい国の規制に計画そのものをなかったことにされることがないように、国を飛び越えた運営を検討しているものと思われます。
ちなみに、Bithumb(ビッサム)が行う予定としている近くのシンガポールは、暗号コミュニティで安全な避難場所とみなされており、気になる大きな障害もないといいます。
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