マネックスがコインチェック買収へ|金融庁“週内”にも仮想通貨交換業者を一斉処分

仮想通貨業界の再編ともいう年になりそうです。仮想通貨交換業には登録業者の申請が必要ですが仮想通貨関係に100社は順番を待っているというほど。しかし、すでに登録されている業者やみなし業者は、金融庁の検査を順次受けており、今週中にも一斉処分が行われるとか。

そして、こうした状況を読むように、みなし業者であるコインチェックをマネックスグループが買収へ向け最終調整に入ったと報じられています。また、リミックスポイントは仮想通貨交換事業子会社ビットポイントジャパンの株式20%を、香港企業に譲渡すると発表しました。撤退するところもある中、そこまでしても参入するメリットのある仮想通貨業界。バタバタ劇となっていますが整理しトータルでご紹介いたします。

マネックスがコインチェック買収を検討

2018年4月3日、ネット証券を傘下に持つマネックスグループは、仮想通貨交換業者コインチェックの買収を検討していると発表しました。翌日4日には、検討ではなく買収に向けて最終調整に入ったことを日本経済新聞が報じています。

マネックスは今週内にもコインチェックの買収を発表する見通しで、買収額は数十億円の見込み。3月時点では、「自力での再建を目指す」と述べていたコインチェックですが、2度目の業務改善命令が金融庁から出され、クリアできるかどうかで「みなし業者」から「登録業者」に認められるかにもかかっていました。

マネックスグループは大手金融グループの力を使って、克服できないコインチェックの問題を解決し、待ち続けている仮想通貨業界への参入を早めることができると考えられるのでしょう。買収が決まれば、コインチェック創業者の和田晃一良社長と、大塚雄介取締役は取締役から外す予定で、マネックスが議決権の過半を握ることになります。

マネックスは「マネックス仮想通貨研究所」を設立しており、仮想通貨交換事業に参入する検討を続けてきました。しかし、金融庁はみなし業者を含めた仮想通貨交換業の実働部分に対してマンパワーで検査にあたっており、100社超の新規参入に向けている行列に手を付けられていない状況です。この先何年かかるのかわからないという状況を考えれば、すでにみなし業者であるコインチェックを再編させたほうが仮想通貨業過への参入が早くなると判断できます。

 リミックスポイントの仮想通貨交換事業子会社ビットポイントジャパンの株式20%を香港企業に譲渡

ビットポイントジャパンの株式20%を香港企業に譲渡すると発表。香港企業のネットワークを生かし、仮想通貨交換事業のアジア展開を加速するというもの。日本での難しいICOについても、海外で動くことができるという点でも先を見据えての今回の発表だと考えられています。5月中にはビットポイントジャパンの株式を香港の投資持ち株会社マディソン・ホールディングス・グループに「50億円」程度譲渡するものと思われます。

ヤフーが時間を買い、サイバーエージェントやLINEも準備

すでに3月に報じられたヤフーの仮想通貨参入検討も同じように時間短縮だとみられます。ヤフーは子会社を通じて登録業者への資本参加を検討し、開業時期を19年春と1年後にしています。参入するには待っているよりも買収や資本参加が近道ですが、すぐの開業としなかったのはコインチェックでも取り上げられている通り、難しいシステムの安定稼働とサイバー対策などの徹底だといわれています。システムを含めた内部の問題については、金融庁の立ち入り検査で、業務改善や停止命令を受けた業者もあり、更には今週中にも再度一斉に下される予定と伝えられています。サイバーエージェントやLINEなどが登録準備を進めているようですが、より詳しい詳細はあがってきていないようです。

既に申請を取り下げた業者もあり仮想通貨業界への参入は前途多難ともいえる難しさです。それでも、参入するに値すると考えられているのは、その利益でしょうか。民間情報会社の試算では、世界にある仮想通貨の時価総額は直近で約2600億ドル。この市場の通貨交換から多くの手数料収入を見込、また、顧客基盤の充実にもつながるとも報じられています。

今週の一斉にくだされる行政処分により、また撤退する業者もあるのか、もしくは買収や出資という方法をとることもあるのかもしれません。

 

参考資料:日本経済新聞、日系XTECH、

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28944290T00C18A4MM8000/

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28501620T20C18A3I00000/?n_cid=SPTMG002

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28713380Y8A320C1MM8000/?n_cid=SPTMG002

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28940560T00C18A4000000/

http://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/00735/

 

 

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