フィスコ(3807)、仮想通貨取引所で国内初のビットコイン建て社債を発行

日本初となるビットコイン建て社債「第1回ビットコイン建て無担保社債」を発行

フィスコ(金融情報サービス、ナスダック上場)は10日、ビットコイン建て債券を発行した。発行総額は200ビットコイン(約1億円)。国内初のビットコイン建て債券となる。フィスコは傘下で仮想通貨取引所を運営しており、仮想通貨による資金調達を今後本格化していくための試験発行。償還期限3年、利率3%。

「このBTC 債は、ビットコイン建てであることを除いて、可能な限り一般的な社債と同様の性質を有するよう開発されました」

プレスリリースにこう紹介されているが、以下のような(注)が添えられている。

(注)現在の通説的見解によればビットコインは金銭ではなく、したがって本 BTC 債は発行者を債務者とする金銭債権に該当せず、よって会社法第 2 条第 23 号に定める「社債」に該当しないと解されます。それゆえ、会社法第 4 編「社債」に関する規定は適用されません。また、本 BTC 債は金融商品取引法第 2 条第 1 項第 5 号に定める「社債券」(同条第 2 項前段により社債券とみなされる、社債券に表示されるべき権利を含みます。)に該当せず、その他同条第 1 項及び第 2 項に掲げるものにも該当しないため、金融商品取引法に定める「有価証券」に該当しないものと解されます。

つまり法的な位置づけ、となるとあいまいな部分が残る。会社法では円やドルなどの「金銭」で発行する債券を社債と定めているからだ。この注釈ではビットコインは会社法上、金銭ではないため「会社法上の社債ではない」としている。金融商品取引法定める有価証券にも当たらない、と解されたと説明している。

なお、社債を発行により調達した資金を会計処理上、貸借対照表の有利子負債に計上するが、同社は、固定負債の『その他』項目に発行時のレート(円建て)で計上する、としている。

参考元:フィスコ、日本経済新聞

http://www.fisco.co.jp/uploads/20170814_fisco_pr.pdf

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC15H2Y_V10C17A8EE9000/