【注目のICO:Agrelloとは】スマートコントラクトを誰でも簡単に利用できる世界へ

AgrelloというICOをご存知だろうか。これまで仮想通貨(暗号通貨)による、なかでもEthereumを中心に注目されてきた「スマートコントラクト」とよばれる新たなシステムで、インターネット(ネットワーク)上へ自動的に実行・保存していく機能があったが、問題は「如何にして実用化へ向けていくか」というところであった。

その課題を解決に導いた「Agrello」というICOについて今回は紹介する。

 

 

1.Agrelloとは

 

Agrello(アグレロ)=契約プラットフォーム・・法的契約自動化に開発されたスマートコントラクトであり、ブロックチェーン、スマートコントラクトのもたらす新技術革新は、あらゆる「契約」分野やにおける書類削減や専門家の仕事の効率化に大幅寄与するだろうと言われている。スマートコントラクトには、取引で行われる契約を自動的にネットワーク上に実行・保存していく機能がある。

 

2.スマートコントラクトの課題

 

スマートコントラクトをいざ実用化するとなると問題が残されていた。なぜなら、イーサリアムにて利用されているSolidityといったエンジニアのための特殊なプログラミング言語を利用する必要がある、あるいはブロックチェーン上で契約当事者を結びつけることができないなど。一般的な法的拘束力のある契約を結ぶのには適したものは発表されていなかった。

それらの問題を解決したのがAgrelloである。
Agrelloの登場は暗号化技術や法律の専門知識がなくても、スマートコントラクトを用いた法的契約を可能にするのである。
Agrello=万人がテンプレート利用だけでスマートコントラクト自動生成=法的ドキュメントの作成

Agrelloは、上記のような問題を解決し、誰でもスマートコントラクトを用いた法的契約ができるよう開発されたサービスである。
Agrelloにより用意された画面のテンプレートを利用し、必要な項目を埋めていく・・するとスマートコントラクトコードへと自動的に変換される。その際、AIコンソーラーが、スマートコントラクトの作成・管理をサポートしてくれる。
変換されたスマートコントラクトコードは、ブロックチェーンであるQtumに記述され、一般的なスマートコントラクトと同様に利用することが可能で契約の締結に暗号通貨を支払う仕組みである。さらに、スマートコントラクトの生成と同時に法的なドキュメントも作成される。

 

3.SaaSモデルの提供

 

Agrelloはスマートコントラクトによる契約の締結をSaaSモデル(サース・Software as a SerSvice)として提供している。そのため、外部アプリケーションがAgrelloの機能を組み込んで提供することも可能であり、Agrelloの用意したテンプレートのほかに、第三者がテンプレートを作成することも可能。作成されたテンプレートは、利用者が自由に利用することが可能である。

 

さらに、契約の締結の際に支払われた暗号通貨が、テンプレート作成者に一部分配される仕組みとなっているのである。つまりよいテンプレートを作成するとインセンティブを得られる仕組みとなっている。法的な契約は国や自治体によって様々であるため、各々の専門家が自由にAgrelloを利用しテンプレートを作成できるようにすることで、利用者が増えていくことが予測されるわけだがこの分配システムは拡大を推進することだろう。

 

4.個人間取引の増加へ

 

個人間取引の増加する今後に普及が期待されており、専門家不在でも可能な契約をスマートコントラクトのシステムによって誰でも利用できるようになれば、個人間締結による取引が容易になる。つまり、随時専門家を介在させる必要がなくなるのである。

そうなれば、賃貸契約、フリーランスとの業務委託契約、シェアリングエコノミーにおける個別の契約などの契約場面においてAgrelloの使用は発揮され、効率良くまたブロックチェーン上に記録が残ることで証拠能力高く契約を行うことが可能となる。

今後、個人間の取引(個人対個人の直接モノの売買、スキルの提供など)が増加するであろうことを考えると、Agrelloのようなスマートコントラクトを用いた法的契約の自動化は、期待される分野と言えよう。

 

5.今後の展望

Agrello開発チームはイーサリアムを最も確立されたブロックチェーンと評価しており、技術開発の面のみならず、組織成熟度、規制当局と協力してブロックチェーン採用を主流にする運営能力など総合的にみて評価している。Agrelloプロジェクトを進めるにあたり、ブロックチェーンとは直接関係のない分野の産業とも良好な関係を築く必要があるわけだ。例えば、契約内容を確定させるためには、法制度や金融機関との連携が重要である。

また、AgrelloはAI技術との連携も検討している、これによってシステムが複雑化する可能性があるが、システムが複雑化していっても、イーサリアムブロックチェーンであれば十分にサポートできることをAgrelloは見込んでいる。

Agrelloは他のブロックチェーン(Lisk、Qtum、RSK、NEMなど)との互換性を持つプラットフォームの基盤としてイーサリア(Ethereum)を選択しており、Agrelloのプラットフォームはイーサリアムのブロックチェーン上の分散型アプリケーション(DApps)として開発されると6月8日に発表した。ユーザーは、イーサリアム上の基軸通貨ETHを通じて手数料を支払う。

 

また、イーサリアムを基盤に、それ以外にもLisk、Qtum、RSK、NEMなど主要な他のブロックチェーンとの互換性を持たせていくとのことである。Agrelloはこれらの様々なブロックチェーンを通じて異なる領域に適用されることを期待したい。

 

6.参考元

 

http://businessblockchain.org/agrello-choosed-ethereum-as-its-platform

http://businessblockchain.org/about-cryptocurrency-agrello

https://www.agrello.org/

https://www.agrello.org/how-it-works

https://docs.agrello.org/Agrello-Self-Aware_Whitepaper-English.pdf

https://www.ethnews.com/agrello-announces-its-distributed-platform-will-operate-on-the-ethereum-blockchain

https://bitcointalk.org/index.php?topic=1934422.0

 

ICO Analysis: Agrello Self-Aware Contracts